INTERVIEW:

韻踏合組合

■改めて大阪やアメ村と自分たちの関係性にテーマを絞った“All Stars”や、次回は12月1日に味園ユニバースで行なわれるイヴェント『SPOTLIGHT』をテーマにした“Spotlight”と、テーマは幅広いですね。
 
遊戯「一曲一曲にコンセプトを決めた塊が今回のアルバムというか」
 
 
■先のことを伺うと、来年で韻踏は結成20周年を迎えられますね。
 
HIDADDY「2020年、韻踏合組合、20周年でございます」
 
 
■……まんまじゃないですか。その話をしてたんですよ(笑)。
 
HIDADDY「いま言えるとしたら、4月29日ですね。クラブチッタ川崎で『SPOTLIGHT 東京編』をやります」
 
ERONE「大きな周年なんで、一年通して色々仕掛けていこうとは思ってて」
 
遊戯「作品ももう作り始めてて」
 
ERONE「20周年の記念になるような作品は出していきたいなと」
 
HIDADDY「ベスト盤ちゃいます?」
 
遊戯「それにDVD付けたりとか」
 
ERONE「でも、既に『入門盤』出してるし、ベストは売れるかな~」
 
SATUSSY「やっぱり配信とかの別の方法も考えて……」
 
 
■……あの、具体的な作戦会議はIFKの事務所でしていただくとして(笑)。
 
HIDADDY「インタビューという名のミーティングになるとこやった(笑)」
 
ERONE「20年の活動の上で、日本のHIP HOPシーンの一角を担ってるという自負はあるので、他の核とも連携して大きなことをやっていきたいし、それには俺らがブレずにやることが大事だと思いますね。そこで、もうひとつふたつ、ムーヴを大きくしたい。韻踏合組合が動くことで、日本全体のシーンを更に底上げできるように……エエこと言うてるな~!」
 
SATUSSY「ただ正直、20周年っていうのは、聴いてる側には関係なくて、リスナーが必要としてるのはカッコ良い音楽。『ENTER』みたいなバトルやったら『強いかどうか』やし、運営する俺らやったら、強い者同士がちゃんと戦う土俵を仕切れるかが大事で。だから、イケてる曲、カッコ良い状況を作る方が重要だと思うし、だから振り返るにはまだ早い!どうや!」
 
HIDADDY「どうや!(ドヤっ!)って感じやったね(笑)」
 
 
■ユニットとして10枚のアルバムを出し、20周年を迎えられるモチヴェーションはどういったところにありますか?
 
HIDADDY「HIP HOPが好きになって、同じ気持ちの連中と仲間になって、仲間同士でリスペクトしつつ、同時に最大のライヴァルであるというのが大きいのかな。途中でメンバー脱退があったり、俺もみんなより早く家族が出来たりしてなんやかんやあったけど、そういう仲間だったり、家族だったり、一二三屋に関わる人だったり、周りの人たちに支えられてきたのがモチヴェーションになってる。だから、今まで出会ってきた人すべて、出会いはすべて必要だったな、と。そんなHIDADDYでした。(DJ KITADA)KEN君は韻踏やHEAD BANGERZのDJとしても動いてるけど、“一網打尽”のMVも作ったりDJ以外の活動も増えてて、その辺も含めてモチヴェーションは?」
 
DJ KITADA KEN「急に回し役に(笑)。メンバー内で触発しあってるし、それが出来るぐらい仲が良いから、に尽きるんじゃないですかね。『アイツやりよったな、じゃあ俺ももっとカマさな』っていうバランスで成り立ってるし、それがやる気になるというか」
 
ERONE「気が付いたら20年経ってた、って感じなんですよね。ラップで食いたいとは思ってたけど、どこかで『それは無理やろう』と思ってたし、『食えるわけはない』とも思ってた。でも、自分にとってHIP HOPはかけがえのないものだから、食えなくても続けようとは思ってたし、その環境を維持しようと努力してたら、気付いたら20年経ってて『怖!』って(笑)。それが出来たのはメンバーがいてくれたからやし、僕らの場合はありがたいことに『Vol.0』からシーンの注目を集めて、『ENTER』をやってたことでバトル・ブームの一角を担えたし、そういう地道にやってきたことが地肩になって今の景色に繋がってると思うんですよね。プラス、今も活動を続けるからこそ、昔の曲が聴かれると思うし、その意味でも『マラドーナ』が終わったら次のことを始めないといけない。そのサイクルが出来てるから、今があるのかな?って」
 
遊戯「HIP HOPシーンがずっと成長してるっていうのがモチヴェーションになってるのかな?って。もしシーンが停滞したり見向きもされんようになったら、『これをやっててエエんかな』って自問自答するときもあったと思うんですけど、シーンはずっと成長してるし、今の大阪だったらWILYWNKAみたいな、新しい才能がどんどん登場してくる。そこに刺激されて、俺もまだまだやりてえなって思わされるし、それがモチヴェーションになってますね。それに、『これで儲けたい』って感覚よりも、『長く、楽しくやれたら良いな』っていうマインドになってるのも大きいのかな。『人生の中でこれだけやってきたことを今さら辞めれるかい!』とも思うし、やっててシンドくないですからね。シンドくても、このメンバーとなら出来るし、やれるっていう」
 
SATUSSY「みんなエエこと言うなあ(笑)。ほとんど言われてしまったけど、やっぱり『生きた証を残したい』ってことなのかな。それがリアルな感情やと思う」
 
HIDADDY「まあ、結局これしか出来ないっていうもあるし」
 
遊戯「何しろ、実は20周年も気付いてなかった(笑)」
 
SATUSSY「だから、30周年ぐらいになったら、やっとちゃんと感慨があるのかな」
 
ERONE「あと10年か~。出来るかな?」
 
SATUSSY「不安やったら25周年にする?」
 
遊戯「そんときの記念ライヴはチケット3万円でも来るでしょ、みんな」
 
SATUSSY「もうご祝儀もらうことを考えてるな(笑)」
 
 

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