COLUMN:

「FNCY」に影響を与えたマテリアルたち feat. FNCY

grina
G.RINA’s INFLUENCE
「A Little Spice」/LOOSE ENDS(1984年)

 
G.RINA「このアルバムから受けたインスパイアや影響は、音的にというよりは、ヴィジュアルとかイメージですね。これまでの話の通り、R&Bからのインスパイアも大きいんですけど、全体のトーンとしては、黒人文化のファンシーさというか、服やカラーリングを揃えて、いつもよりスタイリッシュな格好をして、少し気取った、みたいな雰囲気。だから、USのR&Bっていうよりは、UKのR&Bの方が、私の中ではFNCYのイメージに近いんですよね」
 
 
 
■ちょっとオシャレをして、クールな部分も見せて、みたいな。
G.RINA「そして大人っぽいという。“ぽい”じゃなくて、実際だいぶ大人なんだけど(笑)」
 
ZEN-LA-ROCK「LOOSE ENDSのヴィジュアル・イメージは、僕の中にもインスピレーション源としてあったし、それは石黒さんも言ってて『やっぱり』って、同じように考えてたから、そこは繋がるんだな、と」
 
G.RINA「SNSにも何年か前に『この感じや雰囲気をやりたい』って写真をあげたことがあって、それに反応したのが見事にZEN-LA君だった。今思えば、あのときもう始まってたんだな、って(笑)」
 
 
 

 
■ビジュアル面で話を続けると、“DRVN’”をはじめ、“AOI夜”、“silky”、“今夜はmedicine”、“FNCY CLOTHES”とMVも多く制作されましたね。そして“今夜はmedicine”には、大滝詠一「A LONG VACATION」などのアートワークを手がけられる永井博さんが登場されているのにも驚きました。
 
G.RINA「私の“夏のめまい feat. 田我流”の7インチのジャケットをお願いしたご縁があって」
 

 
ZEN-LA-ROCK「“今夜はmedicine”のMVが『美味しんぼ』のオマージュになってるから、海原雄山的な大御所で、且つFNCYの持ってる雰囲気やカルチャーとも通じる人は、と考えたら、永井さんだったんですよね」
 
G.RINA「DJもされてるし。でも、永井さんをあんな贅沢に……。永井さんの無駄遣いですよ(笑)」
 
ZEN-LA-ROCK「でも、すごく楽しんでくれたし、言ってみるもんだな、って」
 
G.RINA「“DRVN’”以外の映像を撮ってくれた監督のMr.麿さん(スタジオ石/stillichimiya)のスタジオに行ったときにも、作業机の上に永井さんのポスターが貼ってあって、全部が自然に繋がっていった感じですね」
 
ZEN-LA-ROCK「“AOI夜”のカラオケ・ヴィデオっていうアイディアもMMM(スタジオ石/stillichimiya)が出してくれて」
 
 
 
■その意味でも、永井博さんの起用や、『ソナチネ』以前の北野武映画っぽい雰囲気のある“silky”など、“バブル感”“トレンディ感”というか、日本がまだ豊かだった時代を彷彿とさせますね。そして、それを単に事象を込めて表現するではなく、雰囲気として織り込んでるのが素晴らしいな、と。
 
鎮座DOPENESS「『バブリまくってる a.k.a 楽しそう』っていうか。でも、MVとか全然金かかってないですからね。金がありそうなムードだけで(笑)。“AOI夜”の台湾撮影も……」
 
G.RINA「弾丸の合宿(笑)」
 
ZEN-LA-ROCK「“今夜はmedicine”のMVもオフィスっぽいスタジオじゃなくて、キングの会議室だし。つまり、ホントのオフィス(笑)」
 
G.RINA「そこは麿くんのマジックに助けられたよね(笑)」
 
 
 
■これからもFNCYプロジェクトは続くのでしょうか?
 
G.RINA「奇跡が続けば」
 
ZEN-LA-ROCK「奇跡の続く限り(笑)」
 
鎮座DOPENESS「でも、このアルバムで作ろうと思ってたけど出来なかったこともまだあるし、それを形にしたいよね。例えばディスコものだったり」
 
G.RINA「オマージュとか考えずストレートなものも作ってみたいし。それが今回だと道半ばだった部分もあるので」
 
 
 
■それは、具体的には?
 
G.RINA「最新の形のHIPHOPかな。ちょっと聴いたことのないTRAPとか」
 
ZEN-LA-ROCK「『FNCY TRAP』みたいなね。それはやってみたいかも」
 
 
 
■一方で、ソロ活動は如何でしょうか?
 
ZEN-LA-ROCK「あんまり考えてなかったな。よく考えたらFNCYと並行してソロを作っても良いんだよな、って今気付いた(笑)」
 
G.RINA「常に頭の片隅にはあるんですけど、同時進行は出来なかったので、これからちょっと考えようかな」
 
 
 
■鎮座君は“ソロ・アルバム”という単位では「100%RAP」から今年で10年が経ちます。
 
鎮座DOPENESS「そうなんすよね~。でも、ソロがやれそうな感じになってきた。自分の中で『こういうのがやりたい!』ってことを考えすぎて、逆にイメージがボンヤリしちゃうってことを繰り返してたんですよね。それがやっとなくなって、方向性が見えやすくなってきたんで」
 
 
 
■リスナーの期待も強いと思いますよ。
 
鎮座DOPENESS「そういう期待を避けたい。気付いたら出てる、ぐらいがいい(笑)」
 
ZEN-LA-ROCK「スーパー・サプライズ・リリースで(笑)」
 
鎮座DOPENESS「それぐらい肩の力が抜けた方がいいのかな?って。ソロを作ったときが感覚的に大変で、その記憶がちょっとトラウマでもあったんですよね。その記憶が抜けてきたんで(笑)。それに、FNCYを経て、『ZEN-LA君とやるならこういう感じ』
『RINAさんにはこういうプロデュースをしてもらって』みたいなイメージが浮かぶようにもなったし、良い作用を及ぼしてくれてますね。そしてアルバムを作って、これまでの客演作も含めた、鎮座DOPENESSソロ&フィーチャリング大会みたいなリリパもやってみたい」
 
ZEN-LA-ROCK「百人組手みたいになるんじゃないの?」
 
鎮座DOPENESS「『GEEKです!』みたいな」
 
 
 
■“Bloods feat.鎮座DOPENESS”が10年代に復活!(笑)。
 
鎮座DOPENESS「そういう危ない絵巻が出来るかもしれないし、まあ、気長に頑張ります(笑)」
 
 
 
 
fncy_flyer
LIVE INFO
FNCY RELEASE TOUR FINAL

日時:11月24日(日)18:00開場/19:00開演
場所:代官山UNIT
料金:前売り 3,850円(ドリンク代別)
(問)HOT STUFF PROMOTION:03-5720-9999(平日12:00〜18:00)
プレイガイド:
ローチケ:https://l-tike.com/st1/fncyunithp19/sitetop
 
 

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