COLUMN:

“REFLECTING 2018” feat. DJ CHARI & DJ TATSUKI

 

 
DJ CHARI「フロア・ヒットといえば、KEIJUの“Let Me Know”は外せない」
 

 
DJ TATSUKI「“Let Me Know”と、僕らの“ジェラシーが欲しい feat. G.G. Ujihara、Awitchの“Remenber”がセットという感じだよね。KEIJU君はラップも上手いし、キャッチーでありつつ、曲の中に必ずパンチラインがあるのが素晴らしい。存在としてもニュー・ジェネレーションのリーダーっていう感じもあって。彼らの世代が揃うと、率先して盛り上がったり、周りを引っ張ってるのがKEIJU君なんですよ」
 
DJ CHARI「BAD HOPのメンバーと一緒にクラブに来るのもKEIJU君が多いし。だから、あの世代のお兄ちゃん的な存在ですよね。今年はメジャー進出もしたし、そのままドンと突き抜けて欲しい。次世代のKREVAみたいになれるんじゃないかな?って。余談ですけど、KEIJU君のレコーディングに立ち会ったとき、その直前に俺がiPhoneをなくしちゃったんですよ。そしたらレコーディングの後に一緒に探してくれて、個人タクシー協会に連絡までしてくれて、次の日『渋谷交番に届いてます』って連絡をくれて(笑)」
 
DJ TATSUKI「『次世代のKREVA』に何させてんだよ(笑)」
 
DJ CHARI「優しすぎて感動しました(笑)。あと、同じKANDYTOWNだと、Gottz君の“+81”はフロアでめっちゃ盛り上がる曲になってましたね」
 

 
DJ TATSUKI「トラック自体は決して明るくないんだけど」
 
DJ CHARI「だから、Gottz君のフック力だよね。あのパートが特に耳に残る。アルバムもKANDTOWNっぽくないTRAPが中心になってたり、HIDEYOSHIやYo-Seaが参加してたり、新基軸を感じましたね。バズったといえば太郎忍者。確かJP THE WAVY君がリツイートしてて知ったのかな」
 

 
DJ TATSUKI「CHARIも音源もらってプレイしてたよね。太郎忍者は自発的に遊んでる感じがあって。だから、HIP HOPの広がりを象徴する存在でもあるのかな?って思います。お兄ちゃんが所属してるNokeyBoyzも花があって、キッカケがあればグッと上がってきそう」
 

 
DJ CHARI「BK“Breezy feat. Biper”もフロア受けが良かったですね。Hibrid Entertainmentを始め、関西勢がとにかく今年は元気だった。WILYWNKA君や変態紳士クラブ、TORNADO、GOBLIN LANDとか、いろんなアーティストがいっぱい出てきていて」
 
DJ TATSUKI「しかも、関西は『全体で上がってこう』って感じがあるんですよ」
 
DJ CHARI「団結感があるよね。クラブも月曜から日曜まで、どのクラブ/曜日でも人が入ってる」
 

 
DJ TATSUKI「イヴェントに対する姿勢が凄い。CHARIと出たイベントも日曜深夜なのにめちゃくちゃ入ってて、意識を高いところに設定してるのを感じましたね」
 
DJ CHARI「イヴェントの数も多いし、総力戦でやってる感じがすごく興味深い。それから、MARIAH CAREYのアルバムにKOHHが参加したのは、やっぱり驚きましたね」
 
DJ TATSUKI「88RISINGのツアーに参加したり、フェス出演やライヴは多かったけど、音源はこれぐらいだよね。でも、ヴァースはやっぱり最高だった」
 
DJ CHARI「88RISINGのツアーは楽しそうだったよね。ツアー・バスの中にレコーディング・ブースがあって、すぐにラップが録れるっていうスゲェHIP HOPな環境に置かれてるのも素晴らしいな、って」
 
DJ TATSUKI「今でもG.G. Ujiharaのライヴを観に池袋BEDにフラッと来てくれたり、まったく変わってない」
 

 
DJ CHARI「Febbは昔から知ってて、本当は僕らのアルバムにも、IOと唾奇とFebbっていう組み合わせで入って貰う予定だったんですよ。それで日程まで詰めてたんですけど……っていう。だから、(訃報を聞いたときは)本当に『マジか……』っていう感じで」
 
DJ TATSUKI「Febbの曲もよくプレイしたよね。やっぱりコレはかけなくちゃいけないって」
 

 
DJ TATSUKI「Vavaの“Call”もめっちゃDJでプレイした。フロアの反応も良かったし、アーティストからの人気も高くて」
 
DJ CHARI「VaVaの音源はクラブ・シーンの人もちゃんと聴いてましたよね。その広がりもすごく今っぽい感じがしました」
 

 
DJ TATSUKI「Kvi Babaは『AtoZ』ツアーのときにAKLOさんのマネージャーがかけててたので知って。歌詞から若い故の悩みとか出てるし、SNSを見ててもそれを感じるんです。でも、確かに自分も若いときにこういうことを考えてたかな、っていう、大人にも共感を呼ぶような感触があって、興味深いですね。ラップもリリックも面白いし、アルバムとかでちゃんとデビューしたら、ちょっとシーンが変わるんじゃないかな?と思うような存在ですね」
 
DJ CHARI「僕は静岡の浜松市出身なんですけど、隣の磐田市からはGREEN KIDSっていうグループが登場して」
 
DJ TATSUKI「磐田市の東新町で結成されたグループで、純粋な日本人はひとりだけなんです。でも、全員めちゃくちゃ日本語でスピットしてて」
 

DJ CHARI「浜松もそうだけど、工場に働きに来た海外の人が多いんですよね。でも、あんな団地が近くにあるのは知らなかった」
 
DJ TATSUKI「日本語よりも外国語の標識が多いくらいで。でも、彼らがやるのが純粋な日本語ラップなのが興味深いですよね。メンバーもキャラが立ってて、リーダーのACHAもキャラが濃いし、BARCOって子はラップが凄くて注目してるんですけど、みんなのキャラがもっと前面に出たら、かなり面白いことになるんじゃないかな?って」
 

 
DJ CHARI「メンバーのFlight-Aは『ラップスタア誕生』でも勝ち抜いてるしね。期待してます」
 
 

DJ TATSUKI「これは自分が関わったツアーになっちゃうですけど、AKLOとZORNがツーマンでツアーをするのは、すごく意外でありつつ、回数を重ねるうちにどんどん仲良くなっていったのが面白くて。ライヴ・スキルでは日本でトップ・クラスのふたりが組むとこういう化学反応が生まれるんだ、って感じたし、最初と最後ではライヴ感の出し方がまったく変わっていって。それによってどんどんお客さんが増えていったのもライヴ力の高まり故だと思いましたね」
 
DJ CHARI「AwichさんのEP『Beat』『Heart』からは“Love Me Up”をよくプレイしてましたね」
 
DJ TATSUKI「今年も女性の素晴らしい才能がたくさん登場してますけど、その中でも説得力とか迫力が別格ですよね。『SUMMER BOMB』のライヴも圧巻だったし、最強です」
 

 
DJ CHARI「面白かったのが、Awichさんに『THE FIRST』を渡したら、トラック・リストを読みながら『なんで私が入ってないの?』って(笑)」
 
DJ TATSUKI「それがすごく粋な感じだったし、これで2ndアルバムでオファーしやすくなったな、と(笑)。僕らがシーンにエントリーした頃って、LUCK-ENDとかICE DYNASTY、YELLOW DIAMOND CREWが活躍してて、今でもそういうアーティストが活躍しているとすごく嬉しい。その中でも、壽君はしばらく活動が出来てなかったけど、復帰作だった『Foolish』は本当に良い内容で、泣いちゃうぐらいグッとくる作品でしたね。自分たちも、もっとカマさなきゃな、って思わされた作品でした」
 

 
■では、来年のシーンはどのようになっていくと予想されますか?
DJ TATSUKI「CHARIが『発見した!』って騒いでたんですけど、『ど頭にキャッチーな言葉を持ってくるとみんなが歌えるしヒットに繋がるんじゃないか?その代表がDA PUMPの“U.S.A”だ』って言ってて(笑)。でも、若い子を中心に『合唱したい』っていう傾向はフロアでも確実にあると思うから、そういう曲が来年も流行る気がしますね」
 
DJ CHARI「BAD HOP、Yo-Sea、Normcore Boyz、Shurkn Pap、Awitchとかは来年も止まらないんだろうな、って。KEIJU君の作品も楽しみだし、太郎忍者みたいな新しい『なんだコレ!?』っていうのが出てくるのにも期待したい」
 
DJ TATSUKI「GREEN KIDSとかMaisonDeみたいな、各地区のイケてるやつらもガンガン出てきそうだしね」
 
DJ CHARI「サウンド的にはTRAP優勢かもしれないけど」
 
DJ TATSUKI「個人的にはBPM90のオーソドックスな感じとか、もっと速いビートにも興味があるし、そういう広がりが生まれるような気もしますね」
 
DJ CHARI「TRAPも細分化しそうだよね。いろんなアーティストが出てくると思う」
 
DJ TATSUKI「僕らとしては、来年はソロで作品を出しつつ、このタッグでアルバムにも繋げられれば、と思ってますね」
 
 
DJ CHARI & DJ TATSUKI INFO
 
control_jkt
DJ CHARI“CONTROL feat. Young Dalu, OZworld a.k.a. R’kuma & Shurkn Pap”配信中
 
yurari_jkt
DJ TATSUKI“YURARI feat.13ELL, Young Dalu & Pablo Blasta”配信中
 
 

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