COLUMN:

THE STORY BEHIND 「7INC TREE」 feat. ISSUGI

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シーズン1〜2を通して発表された「7INC TREE」関連作品/グッズ

 
■49君は10年以上に渡ってISSUGI/DNCと交流があるようですが、今回の『7INC TREE』を始めるまではビジネス/クリエイティヴ面では関わってきてなかったんですよね?
DJ 49「はい。CPFから『7INC TREE』シーズン2の提案があって、予算的にスタッフを雇える余裕があったから、ISSUGIがA&Rとして誘ってくれたんです。それからって感じですね」
 
 
■それまでは、ISSUGI君名義の作品は、裏方的な雑務も全部自分でやってたんですよね?
ISSUGI「レーベル/流通先とのやり取りとかは自分がずっとやってましたね。あと、アルバムを出すタイミングのプロモーションも自分でやったり。その作業がしんどかった、というわけではないんですけど、やっぱり音楽の制作が一番やりたいことだし、そこに一番時間を割きたかったんです」
 
 
■でも、49君は『7INC TREE』を始める前は映像制作/編集の経験がなかったんですよね?
DJ 49「まったくなかったです。当初、撮影/編集はほぼ万里君(Diaspora Skateboards)がやる感じでスタートしたんですが、始まってみたら、毎週の放送なので思っていたよりスケジューリングが難しくて、急な撮影の対応に万里君が応えることがどうしても難しくなってきて……それで、自分が撮り始めた感じですね。『7INC TREE』プロジェクトの映像に関しては、基本、俺と万里君とTAIGA君の3人で対応していたんですけど、もうちょっと人数がいてもいいぐらいの動きだったかもしれないです」
 
 
■不定期とか月イチの映像配信だったら何とかなりそうだけど、週イチでしたからね。DJプレイの回などを除いたら、尺は30分ではあったけど、尺の短さと番組を一本作る労力は比例しないですし。あと、それだけの回数を配信する前提だと、一年間回すだけのコンテンツ量を確保するのも大変だったんじゃないですか?
ISSUGI「楽曲制作関係のコンテンツに関しては、俺が中心になってやって、他のコンテンツに関してはタクマ君(DJ 49)がいろいろアイディアを提案してくれましたね。あと、1〜3週目まではやることが決まってたんだけど、4週目の内容が毎月フリーだったんですよね(笑)」
 
DJ 49「1週目はレコーディングの様子を配信して、2週目はISSUGIと誰かのビート・メイク、3週目はDJプレイで、4週目はISSUGIのプライヴェートを撮る、という内訳でスタートしたんです。4週目は、途中からなかなか大変だったかもしれないです(笑)」
 
ISSUGI「4週目ではライヴ映像だったり、WORM TOKYOにSORA君(DNC)と行ってスニーカーを探しに行ったり、竜人君とスケートしに行ったり、いろいろさせてもらいました」
 
 
■4週目は、内容を考えるのは大変だったかもしれないけど、ファンが一番観たかった部分かもしれないですね(笑)。
DJ 49「そうなんですよ。番組をやってたときも『ISSUGIのプライヴェートをもっと観たい』っていう意見はすごい届きましたね」
 
 
■撮る側として、ISSUGI君のプライヴェートに密着する上で気を付けたことは?
DJ 49「いつ良いシーンが訪れるか分からないから、極力カメラは回しておこうと思っていた気がします。それでも気を使っちゃって、回すか迷ってると良いシーンが来ちゃう、みたいなのはよくありました……」
 
 
■ISSUGI君は、プライヴェートを追ったり制作行程を撮影することにはあまり抵抗がなかったようですけど、ISSUGI君はナヴィゲーターでもあるわけで、そういう“司会”的な部分は間違いなくこれまでのISSUGI君の“ガラ”ではなかったですよね。
ISSUGI「そうですね。音楽を除いたら、根っからの目立ちたがり屋ってわけでもないんで、『向いてるか?』って言われたら自分より向いてる人はいると思うんですけど、とにかくこういう音楽的背景とかスキルが必要なコンテンツをしっかり伝えられてるメディアがなかったので、『出来る人間がやらなきゃ』というのがあったかもしれないです」
 
 
■具体的に、印象に残っている放送回やエピソードはありますか?
ISSUGI「取り敢えず、放送回が多すぎて……(笑)」
 
DJ 49「俺は、大阪ロケですね。去年の8月だったと思うんですけど、夜に大阪に着いてライヴの撮影をして、次の日の昼間から大阪の街紹介/レコーディング/インタビュー/ビート・メイク……撮影が終わったのは朝方でしたね。次の日の昼には東京に戻って、翌週に放送するためにすぐ編集して。俺も(放送回が多すぎて)パッと思い出せないんですけど、あの大阪は印象に残ってますね」
 

Black Time / 16FLIP & ENDRUN from 7INC TREE on Vimeo.

 
ISSUGI「大阪と福岡みたいな違う街に行って、そこの友達とビート・メイクしたり、ライヴしたイヴェントの様子とかを撮影したのは、すごい記憶に残ってますね。何で憶えてるかというと、番組で作った音楽に合わせて3分ぐらいの映像 — MVまではいかないけど — を作ってたんですよね。で、大阪ロケではビート・メイクの撮影をロケの最後の方にやったんですけど、そのビートに付けた映像は大阪に着いてから帰るまでのシーンが挿入されてたんです。それによって、そのビートへの思い入れが更に生まれましたね。自分にとっては、いつも仲間とやってることだったりするんですけど、それを放送して、そのときの空気をいろんな人に伝えられる、っていうのが嬉しかったし」
 
DJ 49「あの映像を観たら、俺たちの大阪での動きが体験できると思います(笑)」
 
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5lackとの制作風景

 
■地方ロケだと、個人的に印象深かったのは福岡で5lackと楽曲制作をした回ですね。まず、5lackの愛車が出て来るのにトバされました(笑)。正にアレとかも、リスナー側からすると「あ、こんなところまで見せちゃうんだ!」と思いました。
ISSUGI「ありがたいっすね。俺はあのイメージっすよ。『愛車シーマ』っていうリリック、5lackの曲に何回か入ってきてますもん」
 
 
■メディア的な立場から言うと、5lackの回はなかなかのスクープ映像ですよ(笑)。ビート・メイクしてるシーンも含め、あの映像での5lackは、リスナー側では誰も観たことがなかったと思う。
DJ 49「ですよね。良い映像が撮れてよかったです。ビート・メイクの最後は5lackで、っていう強い希望があったので」
 
 

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