COLUMN:

『ラップスタア誕生!』座談会 feat. RYUZO/Kダブシャイン/伊藤雄介(Amebreak)

 

 
■現在、3rdシーズンの応募が始まっています。どんなラッパーに応募してほしいですか?
RYUZO「HIP HOPの本質を理解していて、最新なことが出来るラッパー……かな?」

Kダブシャイン「ホントそうだね」
 
 
■「本質を理解している」というのは、「リテラシーが高い」ということですか?
Kダブシャイン「いや、リテラシーよりも、もっと感覚的にHIP HOPを分かってて、目に見えないHIP HOP性を理解できてる、ってことだね」

RYUZO「いつの時代のモノであっても『ヤバいモノはヤバイ』と思える感覚を持ったラッパーが欲しいな。しかも、そういうヤツがゲットーのような環境から出てきたら、個人的にはより素晴らしいかな、と」

Kダブシャイン「『HIP HOPの申し子』みたいなラッパーが出てくると嬉しいよね」

RYUZO「確かに。アメリカではそういうラッパーがどんどん出てきてるけど、日本もそういう時代になってきてると思うんですよね。俺らと同世代の親がラップを聴いてた影響でHIP HOPの英才教育を受けたようなラッパーでもいいし」
 
■星飛雄馬的な(笑)。
RYUZO「そういう人じゃなくても、HIP HOPが日常的にかかってる環境で育って、自然にHIP HOP的な感覚が分かってる子とかでもいいし」

Kダブシャイン「そういう子が出てきたら、それを育てるのは俺らの役目だよね」

RYUZO「踏み台にしてくれて全然いいし。しかも、そういう子が売れたら、俺らやHIP HOPコミュニティ全体にお金が回ってくるワケやし」

伊藤「その一方で、ある程度のキャリアがあったり年齢的に『応募したらダメなのかな?』って思ってる人も少なからずいると思うんですよね」

RYUZO「大丈夫、HIDADDYが応募してきたから(笑)」

伊藤「あれは最高でした。貪欲すぎるわ!っていう(笑)。応募に年齢制限はないし、無名か有名かという基準も人それぞれなので、ある程度キャリアのある人でも『俺はまだ無名だ』と感じていたり『今と比べ物にならないぐらいのスターになりたい』という野心があるなら、それだけで応募資格として十分だと個人的には思います」

Kダブシャイン「中堅までいかなくても、それなりにキャリアのある子も出てきて欲しいよね。ちょっとくすぶってるようなヤツらが、もう一回着火するような機会になったら嬉しい」

伊藤「300万円を獲れたらアルバム制作費なんて余裕で稼げちゃうし、1st〜2ndシーズンを経て番組側もシリアスに捉えてやっているというのはある程度伝わったと思うので、これまで様子を見て応募してきてなかった人も応募しやすくなってるんじゃないかな?と思いたいですね」
 
 
■では、3rdシーズンに期待することを伺って、この稿を締めたいと思います。
伊藤「コレは実際に番組中でも度々言ってることなんですけど、応募する際のラップのテーマが“自己紹介”だから、どうしても履歴書みたいにプロフィールを羅列するようなラップを載せてく人が多いんです。それは、特に境遇的に過酷だったり不良上がりだったりして、そういった『すべらない話』の引き出しがある人に多い傾向なんだけど。だけど、そういうリリックになりがちな人には、例えば番組のテーマ曲的な立ち位置になっているANARCHYの“GROWTH”とかを改めて聴き直してみてほしい。あの曲って、聴けばANARCHYがどれだけ規格外なバックグラウンドの人なのかが伝わる一方、具体的/直接的なエピソードとかの描写がほとんどないんですよね。だからこそ詩的に感じるし、曲として素晴らしい。勝ち上がりさえすればその人の背景はRYUZO君がロケで引き出してくれるんだから、『自分がどういうラッパーか』をアピールしすぎるより、『自分はこういうラップが出来る』というのがより伝わるエントリーが増えたらいいな、と次シーズンには期待してます」

RYUZO「逆に、一般的/平凡な生い立ちやバックグラウンドであっても、それをドラマチックに仕立てて、そのドラマにリスナーが入っていけるようなリリックを書くのもラップの醍醐味だからね。俺は、ラッパーにはいろんなドラマと夢を見せてもらいたいすね。登場するラッパーたちの夢は、同時に俺らの夢でもあるから」

Kダブシャイン「『ラップをやってきて、HIP HOPに出会って良かった』と思わされるんだよね、この番組は」

伊藤「2ndシーズンを経て、余計にそう思いますね」

Kダブシャイン「3rdシーズンでもそう思わせてほしいね……でも、とんでもない波乱が待ってるかもしれないよね」

RYUZO「どんなヤツが応募してくるか、まったく分からへんし」

伊藤「本当に応募者次第、出たとこ勝負な番組ですからね(笑)。番組が面白くなるかどうかは、応募者の才能と素質にかかってる」
 
 
■でも、そういう予想もできないラッパーと展開が見たいですね。
伊藤「結果的に、1st〜2ndシーズンではそういった出会いも多かったから、次もそうなると思いますよ」

RYUZO「ラップがヘタだとしてもGUCCI MANE級のキャラを持ってるヤツとか」

Kダブシャイン「MIGOSみたいなのが出てくるかもしれないし」

RYUZO「それもHIP HOPですよね」

Kダブシャイン「ホント、この番組にはHIP HOPが集約されてるから」

RYUZO「こんな面白い番組なかなかないので、HIP HOP好きなら是非、騙されたと思って観てみ」
 
 
 
INFO
『ラップスタア誕生!』シーズン3は10月からAbemaTVにてOA開始予定。現在、シーズン3のエントリー募集中!
 
また、エントリー期間が9月14日(金)まで延長決定!応募方法/詳細はオフィシャル・サイトまで!
 
『ラップスタア誕生!』オフィシャル・サイト
https://rapstar.jp/
 
『ラップスタア誕生!』公式Twitter
https://twitter.com/rapstar_jp

 
 

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